私はオムライスが好きでした。
小学生の頃、TVで見たとろとろの玉子のオムライスが食べたくて焼けるようになりました。
それが今では全くオムライスを作りません。
何故なら、目玉焼きを焼けるようになったからです。
はい、嘘じゃないんです。
目玉焼きを焼けるようになって、オムライスを作れなくなりました。
正確に言うと目玉焼き乗せご飯を食べるようになってから、その魅力に取り憑かれてオムライスを作る気になれなくなりました。
順番にお話しましょう。
まず私はとろとろのオムライスを作れるようになりました。
ご飯の上に乗せたオムレツを箸でつついて割り、自重で広げる…TVで見たそれを作れるようになりました。
それを食べているうち、欲が出てきます。
玉子はやっぱり半熟がいい、と。
そもそもうちは堅焼き派の家庭なので、半熟の玉子は自分で調理しなければ食べられません。
だから色々とやりました。
玉子焼きもそうですし、ゆで卵もそう。
でもその中で、目玉焼きだけは上手く焼けませんでした。
フライパンからお皿に移す時に崩れてしまうのです。
私が求めるとろとろの黄身は簡単に崩れてしまい、無事にお皿に移せたものは黄身が少し固い。
そんな事を繰り返しているうちに、人生の半分の年月を目玉焼きに捧げていました。
油は多めの強火、フライパンはしっかり温める。
卵をフライパンに入れたらすぐにごく少量の水を入れ、蓋をして火を消す。
そして余熱と蒸気で黄身の表面の膜が温まる程度に加熱。
これでやっと、私が食べたかったとろとろの黄身を崩さずにお皿に移せるようになりました。
そうしてできた目玉焼きを食べた時、お皿についた黄身を見て思いました。
ご飯に乗せましょう。
こうして私は目玉焼きご飯を食べるようになりました。
香ばしい白身、そして油と醤油。
それが温かいご飯と混ざった中で、濃厚な黄身の味が強烈なパンチを生みます。
卵かけご飯とも違う、もっと濃厚な味わいでした。
それを知ってしまってから、あれだけ努力して作れるようになったオムライスを作れなくなりました。
卵をご飯に乗せるのに何故目玉焼きご飯にしないのかと、そう思うとオムライスを作れません。
だからこそ、久しぶりにオムライスを食べたい。
私にはもう作れないから、そんな私の目が覚めるようなプロの味を食べに行きたいです。
具体的にはVTuberの巻乃もなかさんがコラボでイメージガールをしておられます
神田たまごけん秋葉原店さんに食べに行きたいです。また以前のように、オムライスを作れるようになりたい。
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